なぜ厨房床の漏水対策が必要なのか?
厨房は食品を扱う場所として、清潔性と安全性が大切です。
常に水や油などの液体が床にこぼれることで、湿った床が衛生面で問題を起こしたり、安全面でも滑りやすい環境が作業効率の低下や事故の原因となり得ます。
また、漏水が構造体にまで達すると、建物の耐久性にも悪影響を及ぼし高額な修繕費用が発生する可能性があります。
これらの問題を未然に防ぐため、厨房床の適切な漏水対策は非常に重要です。
- 衛生問題の回避:
- 水分が床に浸透すると、細菌の繁殖地となり衛生問題を引き起こします。
- 滑り事故の防止:
- 水や油が床にこぼれると滑りやすくなり、作業中の事故に繋がります。
- 建物の損傷を防ぐ:
- 漏水が建物の構造体に影響を及ぼし、修繕に高額なコストが発生するリスクを避けます。
- 作業効率の向上:
- 水捌けがよく滑りにくい床になると、効率的に業務を進められます。
コンクリートと塗床のどっちがいい?
厨房床の漏水対策には「コンクリート床の打ち替え」と「塗床」があります。
それぞれ工法や使用する材料が違うため、工期、施工費、強度において違いがあります。
コンクリートの打ち替え施工
施工方法 | 表面の古いコンクリートと、中間層古い防水層を除去して新たに防水層と新しいコンクリートを施工します。廃棄物として除去したコンクリートが出るため除去費用がかかります。またコンクリートが硬化するのに時間がかかるため、工期も長くなりがちです。 |
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工期 | 2週間~1か月 |
施工費 | 300万程度 |
強度 | △ |
塗床施工
施工方法 | 表面の古いコンクリートに下地処理をしたあと、塗床層を施工していきます。厨房の塗床で使用される水系硬質ウレタン材は、耐水性・耐熱性・耐薬品性・耐衝撃性に優れており強度が高く、数時間で硬化するので工期も短くて済みます。 |
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工期 | 1日 |
施工費 | 30万~50万 |
強度 | ◎ |
塗床のメリット
- 高い防水性:
- 塗床は水や他の液体の浸透を防ぎ、床を保護します。
- 耐久性・耐熱性・耐衝撃性:
- 適切な材料を使用することで、床の耐久性・耐熱性・耐衝撃性を向上させることができます。
- 薬品に対する耐性:
- 特定の塗床材は化学薬品や油に対しても高い耐性を持っており、厨房環境に適しています。
- デザイン性の向上:
- 多種多様な色や質感が選択でき、厨房の美観を高めることができます。
- メンテナンスの容易さ:
- 滑らかな表面は清掃がしやすく、衛生的な状態を維持しやすくなります。
- 工期が短い:
- 既存の床に直接塗装することが可能で、かつ速乾なので、施工後すぐに営業開始が可能です。
- 施工費が低価格:
- 工期が短く廃材が出ないなど、人工が少なくて済むことから施工費を低価格で提供可能です。
- コストパフォーマンスがいい:
- 耐久性とメンテナンスのしやすさにより、長期的なコストパフォーマンスが高くなります。